ポスドクはワンピースを読むのがつらい
「ワンピース=大正義」みたいな風潮に水差してホントすみません。
全国のワンピースのファンの皆様、怒らないで下さい(ホントに)。
でもこれ、ポスドクの正直な気持ちなんです。
まだワンピースがスタートした頃で、仲間が少しずつ増えて・・という頃はまだ楽しく読ませて頂きました。でも、最近はちょっと読むのがつらい。いやかなりつらい。
沢山の魅力的な人物が、各々の信条に従って生き、仲間同士の交流が横断的に折り重なって壮大な物語を紡ぐ、まさに王道的なストーリーなんですが、
「魅力的な人物」
「信条」
「仲間」
「交流」
「壮大な物語」
これって全部、中年ポスドクが持っていないものなんですよね。
というより、中年ポスドクとは対局に居る世の皆様方が持っているものなんですよ。
月曜の夜、疲れきった頭でコンビニに並んだジャンプを立ち読みするたびに、
「お前はこういう大事なものを持てない人間なんだ」
と説教されている気分になって、つらいんです。
「いやなら読むな」と言われればそれまでなんですが、動的な変化に乏しい中年ポスドクにとって月曜夜のジャンプ立ち読みは、一つの儀式というか刷り込みというか、いまさら変えられないものなんです。つらいといいつつ毎週読み、たまに休載だとちょっと安堵して「磯部磯兵衛物語」を読む。中年ポスドクって一体何なのでしょう。自分でも良くわかりません。
磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜 1 (ジャンプコミックス)
- 作者: 仲間りょう
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/02/04
- メディア: コミック
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でもね、そんな中年ポスドクでももう一つのジャンプ大正義漫画、「ドラゴンボール」は今でも愛読しています。あの漫画には、中年ポスドクの存在も受け入れてくれそうな、不思議な「やさしさ」があるんです。いや、ホントすごい漫画だと思います。